帯状疱疹を予防しよう― 核家族化で増える帯状疱疹―
昨年9月、NHKの人気番組「ためしてガッテン」で大阪大学微生物研究所の高橋理明先生が帯状疱疹の予防について説明されていた。
20年ほど前、ペインクリニックの日常診療で、独り暮らしや夫婦二人暮らしの老人に重症化する帯状疱疹が多い印象を受け、水ぼうそうの子供に接する機会がないためにウイルスに対する免疫が低下しているのでないか。そうだとすればワクチンを接種すれば帯状疱疹やその重症化を防止できるのではと考えた。
この試みを知って高橋先生が私の話を聞きに来旭され、その後大々的にこの研究プロジェクトをアメリカで発足させ、ついにワクチン接種によって帯状疱疹の発生を約半分にすることを実証された。
帯状疱疹と戦って20年以上、ようやく予防法が確立されたが、核家族化によって帯状疱疹に苦しむ患者は増える一方である。子どもに接する機会の少ない老人にはぜひワクチン接種をお勧めする。
(月刊「北海道経済」1月号 (株)北海道経済 平成21年1月1日発行 P91)
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